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器とおいしいもんにまみれた京都一日散歩!2016.4.29

実家に帰省しておりました。
そしてしましま図書室の友達と、行きたい店が点在する京都を巡ってまいりました~
予定の半分くらいで時間切れになったのですが・・・でもすっごくお気に入りの店に出会えたので満足でございます!

この日、まずは河原町からバスに乗り一澤信三郎帆布へ。
関西に住んでいた頃は一度も行ったことがなく。
通販という手もあるけれど、やっぱり肩にかけた感じや重さや、手に取ってみたかったのです。

入り口の戸に、かばんがあしらわれています。

うわー欲しいものいっぱい(≧▽≦)!
鹿児島睦さんとのコラボ、メジロ柄のや

通称「道具袋」シリーズも使いやすそうで、
母の日のプレゼントと自分用にも買いました~!
一番小さいサイズは子どもの通園用にもいいんだとか(確かにそんなサイズ!)
あと、グレー × 菜の花色の牛乳屋さんが牛乳瓶を20本入れて運ぶために作られたかばんの改良バージョンを買いました。

このかばんに使う帆布生地はものすごく分厚いので、縫うのに力がいるのでベテランの男性職人しか作れないんだそうです。
分厚いけど、重くないです。
買い過ぎだけど、ホント使いやすい!

朝一から既に大荷物なんですがここから次の目的地へ。
岡崎のお菓子屋さん、千茜(ちせん)です。
かわいくて上品~なお菓子たち。
パウンドケーキみたいなのがいちじく入りのカシュカシュ、クグロフ形のがシトロン。
「天然生活」から抜け出したかのようなオーナーさん。

このお店に行く途中、道路に置かれた箱に「ご自由にお取りください」と食器コーナーがあり、レトロな一枚をいただいたのでまた荷物が重くなる。。。

誠光社でいろんな本をみて、
モリカゲシャツでワンピースやシャツをみて、
ランチのお店へ行こうとした時、器屋さん・Second spice の前を通りかかる。
せっかくだから入ってみよう~。
入り口の脇に、高く積まれた黒いお皿。誰の作品だろうと手に取ると
「それ、もう買うからとってあるんやけど!!」と近くのお客さんに怒られる・・・。
あわわ、気づきませんでした~。すみませんと戻す。
これ、めちゃくちゃ大人気の高島大樹さんのお皿でした。
店内、爆買いのお客さん達が10人ほど、もうみんな買うものは確保されてるんですが
お会計で並んでいるせいか?ものすごく殺気立ってます。
棚を見ると、まだ少し豆皿など残っていたので買ってみましたが、
梱包にかなり時間がかかりそうだったので、お会計だけして後で取りに来ることに。

1時間後戻ると、店主さんが「お待たせして本当にすみません・・・」と。
なんでも、高島さんがうっかりインスタに納品情報をあげてしまい、
すぐに消したんだけれども、そのわずかの時間にフォロワーさんが気づき押し寄せ、
お店を開けようと来てみたら行列になっていて、
先頭は和歌山から明け方に車走らせて来られたりえらいことになっていたんだとか。
と話していると「さっきの人たちの誰かが、置いて行ってる・・・捨ててる??」と奥様、
見ると折りたたみ椅子や飲みかけのペットボトルなどが店先に放置されていて
なんかもう、、、(-“-)
お店に迷惑かけるのやめようよ、、、
人気作家さんの器を買いに今まで何回も出かけた私の経験では、
感じのいい、カワイイ感じのお客さんって買うのは吟味して数枚程度で、
「え、あなたが買うの?」と言いたくなる、インスタともていねいな食卓とも無縁そうな
ガサツなおばちゃん然とした人に限って、根こそぎごっそり買っていくような。
とにかく付きあわせてしまった友達も、ギスギスおばさんの殺気にあてられて
しばらく精神的ダメージを受けてしまい、悪いことをしました。。。

ということはあったんですが、
見方によっちゃ、結果としては、たまたま超人気作家さんの器を手に入れられたわけで、
とにかくランチです!
Le Formosa ル・フォルモサという台湾料理のお店。
コンセプトが、「フランスの島の海岸沿いにある台湾料理店」で、ちょっと不思議に思ってたんですが
外観や内装が、フレンチマリンなのです!
お向かいが御所の垣根が続いていて、それを海岸に見立てるようなイメージで(とにかく人工的なビルなどが見えない)、この場所にお店を構えられたそうです。

↓お店のインスタより、このオーナーさんこだわりの青のワイチェアがまた座り心地抜群です。

普段は幕の内弁当のようなワンプレートランチのようですが、
GW中はミニコースの特別ランチ。
ミニコースと言ってもちゃんと豪華、これで2千円なんてお得なのでは?!

最初に置かれた箸置きにまず目が飛び出る。
これはっ?!
工房あめつちの芦田尚美さんの、人魚箸置きではないですか!!
これをお店で惜しげもなく・・・(@@)!(ひとつ 定価6,000円です)

で、また、お代わりできる中国茶がおいしくて・・・!!!

黒豆茶も美味しかったし、おしぼりを乗せているのもプラスチックなどではなく
気泡入りガラスの美しいものでした~

海老と何菜だったっけ・・・??の一皿。

お皿は「かっくいいイタリアのおばさん」らしいPaola Navone(パオラ・ナヴォーネ)のもの。

そして鮮魚の中華蒸しで、そのお皿にまた目玉ボーン。
ずっとずっと恋い焦がれている、坂場圭十さんの青呉須ザクロ鳥文皿!!
もとは四寸なのを、料理用に大きく作ってもらったのだそう。
ぐわぁぁ~!!ステキすぎる!!

次は牛肉と台湾野菜のミルフィーユ。

そして南投風味豚肉の煮込みの餡かけミニ丼とミニスープ。
って、これ、どんぶりと言っていいのか・・・?
もはや芸術作品!!

一見何の変哲もない右の白いカップ、19世紀のオランダのアンティーク。
状態が良すぎて、アンティークとわかりません。
オーナーさんはシャビーなのが大嫌いで、ひびが入ったら捨てる!金継ぎなどはしないんだとか。
料亭のコースなどで10品中2品とか金継ぎの器で出てくるのはいかがなものかと苦言を呈されてました。

で、このふきだしのお皿も芦田尚美さんので、濃い青と水色の縁の2種類、
通常のより大きく作ってもらった特注品で、真ん中に・・・
謝謝您!

ジェラートとデザートきた~~!!
この下の何とも言えないフォルムのお皿、
こういうひらひらフォルム、ERIKOSOYAMAさんのカッティングボードもそうなんですが
すごく好きです。。。
ドイツの磁器メーカーライヒェンバッハとパオラ・ナヴォーネのコラボもので
やはり海外で購入されたとか。たまに日本でも販売されるそうです。

あれ?興奮していて温かい台湾烏龍茶の写真がない(><)ですが、
「その砂糖壺も芦田さんのだけど、今個展されてるから行ってみたら?」と提案され、
行ってみることに。

北白川の「ちせ」というお店。
2階でずらりとならんだ壺たち、とても気になったのですが・・・この日はガマン。
真ん中の段の右端は何て読むんだろう~

雨が降ってきましたが、北へ北へ。
住宅街に忽然と現れるそれは、
大好きな酒器 今宵堂さんです!!
土・日・祝のみの営業です。

お茶をいただきながら、箸置きと豆皿をビシッと選び、
もう16時過ぎ!
本当はカステラ・ド・パウロとか蒼穹とか松屋藤兵衛とか行きたかったんですが時間切れ。
でも・・・。
後日友達が送ってくれたのでした!!感謝感激[#IMAGE|S16#]

まずは蒼穹の二種類のお菓子。パッケージもおっしゃれ~。

果蓏乃(からの)ドラジェと陶器のセット、「からはこ」。
ドラジェは松の実、南瓜の種、ひまわりの種の3種類です。
分銅形の匣はレプリカでなく昭和初期に作られた古い陶器なんだそう。


瓢雪ココナッツ羊羹。
ココナツを雪にみたてた羊かんで、少し冷やして食べると美味しいそうです。
まだ開封していません、お楽しみをとってあります(*^_^*)

松屋藤兵衛の、本来は七夕のお菓子である珠玉織姫(たまおりひめ)。
袋入りのもあるんですが、この「織姫」小皿入りのが欲しかったのです。
機織りに使う糸巻がモチーフらしいです。

お菓子は白蜜と寒梅粉(餅を乾燥させ粉にしたものらしい)で作られていて、
味はそれぞれ
ピンク=梅
黄色=生姜
緑=柚子
白=胡麻
茶色=ニッキ
甘いけど甘すぎず、むっちりした食感が楽しい。
それぞれの味の違いがハッキリわかるのも次のを口に運んでしまうポイント。

東京に帰ってきて、バタバタしつつも
たくさんの美味しいおやつと買い物したあれこれで
京の残り香を愉しんでいます(●^o^●)

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この記事を書いた人

みやげニスト・くらりんによる世界の、日本のお土産に食べ物・旅行・買い物などの記録です。2013年、兵庫から東京に来ました。インド人夫、子ども2人(姉・弟)の4人家族。

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 内容濃ゆすぎ~! どこからコメしてよいのやら(≧∇≦)千茜のお菓子、バターが効いててしっとりしててすごーく美味しそう♪ そして下に敷いてる紙ナプキンが上品で可愛い。。そしてそしてル・フォルモサ!!! 15年近く前にもらったフォルモサ・ティー・コネクションのポストカード、気に入っていて暫くとっておいたのに見つからず(T T)くらりんさんのおかげでまたこちらのお店の情報を知れて良かった(*´∀`*) ありがとう!お店も器もコンセプトも、もちろんお料理もお茶も、ぜーんぶツボだ~(≧∇≦*)芦田さんの箸置き、やっぱりいいね。どこにおいてもサマになる、絵になる。吹き出しのお皿も遊び心があるのに、ビレバンに売ってそうなやつじゃなくてすこぶる上品。。あらら、止まらなくなってきたのでこのへんで(笑)いってもないのに、すでにル・フォルモサ中毒だ~ヽ(*´∀`)ノ 0

  • lotusnowさま;アハハッ!いつも京都は、なかなか来れないという思いから予定を詰め込んでしまうわ~千茜のお菓子の下のナプキンは、ル・フォルモサの砂糖壺の写真にある紙ナプキンを1枚いただいてきたのー、かわいくって。。。やっぱりどこまでもル・フォルモサ中毒ね!(^m^)これは京都も行かないとねー!それもカウンター席でじっくり話さねば!積もる話がありそう★0

  • ラブさん こんにちは!もう大興奮だわ!素敵すぎる紹介に息もできないまま釘付けになってしまった!ランチの器は全部好みです。目でみて楽しむ 最高だね!どこからどうやってコメントしたらいいのやら、興奮しすぎてる私。素敵な京都の旅 イイね!凄くいいわぁー私も止まらなくなるから この辺で。落ち着いて 再度観て読んでみます。あっ!そうそう!鎌倉に行って来たのジェラート屋さんに向かって!ラブさんのブログを読んだ次の日ね。なんと!お店屋さんがお昼過ぎにオープンで私、午前中だったから食べれなかったの。時間制限あったからーーーまたチャレンジしまーす。ありがとう! 0

  • iomloveさま;わっほー!やっぱりランチの器、ステキですよねぇー!オーナーさんのセンスがもう一般のステキを超越した素敵さで、家具から何から何まですばらしかったです!あ、とてもおりこうさんのトイプードルちゃんもいました(*^_^*)ジェラート屋さん、そうでしたかー。でもまたきっとご縁があれば食べられますよ!鎌倉、気になるお店が多すぎますね(≧▽≦)!0

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