さて!アグラの一日、行動開始です。
本当は、朝7時の開園とともにタージ・マハルに行きたかったのですが、
この時期、アグラはずっと霧。
早朝に行っても何も見えないと思うよ!との運転手さんのアドバイスに従い、晴れるのを待ってまずはファテープル・スィークリーへ。
ここは、ムガル帝国の第3代アクバル皇帝が世継ぎに恵まれず、占い師を頼ってここスィークリーにやってきて、予言通りのちに3人の子供に恵まれ、喜んでここに遷都したのだそう。
でも、水不足で14年の歴史で終わった、幻の都です。
広い敷地にいろいろな建物があります。
ここはディワーネ・カース。宮廷地区にあり政治を行ったところで、皇帝の王座があります。
この柱の上に王座があり、アクバル大帝が客を迎えていたのだそうです。
ちなみに、木材に見えますが、すべて石です!
どこも、今までに見たお城よりかなり地味なのは、装飾など全部はぎ取られてしまっているからで、もともとは豪華絢爛だったようです。
城壁のように長いモスク、ジャマー・マスジット。
パラソルみたいに並んでいるのは、チャトリというそうです。
皇帝はみんなイスラム教徒でしたが、このアクバル帝はヒンズー教徒にも優しい政策をうちだし、建物もザ・イスラムではなくこうしてヒンズー様式を取り入れたので、今も人気があるそうです。
預言者の眠る、サリーム・チシュティー廟。
髪の毛を隠さないと入れません。
ところでこの辺り、地面が全部大理石なので靴を脱いで入るのですが、
床のあちこちに蜂がいます。
だいたいは死んでいるのですが、まだ生きているものも。
気を付けて歩かないと、とても危ないです。
「なんでこんなに蜂がいるのかなぁ~???」と思っていたのですが。。。
グジャラート地方制圧記念で建てられたブランド門。
で、でかい!
そして周辺はヤギだらけ。
高さは50m以上あって、アジア最大級の凱旋門なんだそうです。
大迫力の門に向かって、必死でヤギと一緒に階段を上り、門の内側を見てみると。。。
!!!
蜂の巣だらけ!!
あのすごいハチの死骸はこのせいだったのかと、納得。
門扉には、ひづめ模様。
これは来た甲斐がありました。。。
ところで~。
入口にしても、この門の辺りにしても、自称ガイドの多いこと!!
断っても断ってもわんさといるし、
1回断ったからと言ってへこたれません。
その中でも、道すがらずっとついてくるしつこい人がいて、思わずキレました。
「No Guide!!」
大声で怒鳴ったので、不意を突かれた隣の相方のほうがびっくりしてましたが、、、
しかしさらに「たったの20ルピーだよ…(絶対それで済むわけない)」と食い下がるので、
「Go Away!!」と叫ぶと、去りました。
その後私たちの近くには誰も近寄ろうとしませんでした(笑)
ヒラン・ミーナール。風変わりなこれは一体?
なんとこれは、皇帝の愛象(って何て読むの…。)の記念碑だそうです。
だから、象牙のモチーフがいっぱい生えてて斬新な感じ。
野生の?きれいな黄緑のオウムがいっぱいいます。
そしてまた内部に戻り、、、
パンチ・マハル。
パンチって、ヒンディー語で5のことだそうです。そうこれは五重の塔。
上に行くほど床面積が狭くなっているのは、風通しをよくするためだそうです。
宮廷の女性が涼んだり、景色を眺めたりしたんだそう。
クワバーグ。皇帝が寝るところだったっけ??
隠し部屋などあるそうです。
この辺で、やっとやっと、霧がましになってきました。
ご飯も食べずに次の目的地へ向かいます。
おっと、でもITCの部屋からウェルカム・フルーツを持ってきていたんでした。
真っ赤なリンゴ。
カシミールのりんごです。
日本だと、ここまで真っ赤なのって紅玉とかでしょうか?
でもカシミールのりんごは、もとからこんな真っ赤で、そしてそのままですごく甘い!
日本のそんじょそこらのリンゴより美味しかったです。
そして、カシミール美人は、こういうりんごのほっぺをしているのだと言われています。
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