今回の旅のメインイベント!
朝から夕方まで、北朝鮮を見に行くツアーです。
行きは宿泊しているところまで迎えに来てくれるのですが
「近くの道はよく通るけど、この道初めて来た!普通の一軒家だよね??」とガイドさんに驚かれる。
8時に孔徳のゲストハウスを出発。
今回行くところを地図に落としてみました。
黒い線がいわゆる国境・・・なんだけど、韓国の人的には「国境」というと違う国みたいで
我々今後も別々にやっていきましょう感があり違うらしい。
韓国の人はだいたい「民通線」と呼ぶそうです。
前回行った臨津閣とはかなり離れています。

私達2人と、お一人参加の方と、母娘で参加の方 計5人。
私達はスタバ以外もまわりますが、3人はスタバのみに賭けて来たそう。
スタバは海兵隊基地の敷地内の愛妓峰平和生態公園にあるので、ふらっと寄れるわけではなく事前申請してあって
さらに9時半開始の受付窓口に並びます(ガイドさんが)
自分たちの前に30人乗りバスの人達が並んだら、スタバでは座れない。
ということで8時50分にはクローズしている受付の前に並ぶ。
ガイドさん達の間では、スタバ戦争と呼ばれているらしい。
散り散りになっていたらすぐに出発できないので我々はガイドさんにピッタリくっついて待機。
心配性の日本人であります。。。
2番目に受付が終わったけど、軍隊のように規律が取れている我々は
1番に駐車場を出ましたよ!
9時半の写真↓

車で出発するとすぐ、海兵隊のチェックを受けます。
車のドアを開けて、人数を確認。
兵役中はこういう仕事が一番楽だとガイドさんが言われてました。
ちょいちょい兵役中のお話なども聞けて、すごく勉強になりました・・・

駐車してからは、走るとまでは言わないけど競歩並みの早さでガイドさんの後に続く
ここは今しかこんな風に空いてる写真撮れないから、ということで秒で撮影して急ぐ!
誰も「キャー吊り橋怖いー」とか「揺れるー」とか騒がず目的地へ向かうのみ。

これは帰りに撮った写真ですが
登山?15分ほど、上り坂。坂道をジグザグに上ります。最後は小走り。
「腰が痛い」と話していた他の方も「痛みとか忘れてたわ!!」という必死ぶり。
もはや訓練。


スタバのオープンは10時。
ツアーでなく個人で来ていた地元の家族の次、2番目に到着しました!
空いているうちに撮影。
ここ愛妓峰展望台のエギボン、애기봉のオブジェ

あれが北朝鮮?!見えた!!すごい!!と興奮。

こちらのスタバができたことで、金浦市はめちゃくちゃ潤うようになったらしい。
コーヒー代は同じだけど、この場所に来るためのツアーそして賃料が破格だとか。
金浦市は昔ながらの歴史ある町なので、「ああ空港の・・・」と言われると
それしかないみたいでカチンと来る人が多いけど、
「美味しいお店多いよね!」←実際ここまで食べに来てもらうため、創意工夫がすごいらしい
「あのスタバに行ったよ」とかならOKなんだそうです。
「だとすると仁川の人も空港の街って言われるとダメなんですか?」と聞くと
「いい質問ですね。仁川はかなり大きい都市だし、地元の人も少ないのでそうでもないです」だそう。
さあオープン!
急いで席を取ってすぐにコーヒーのオーダーに並べと言われていたのに、
席を取って10秒ほど座っていた。もう!超出遅れです。
めーーーっちゃ並びますよー 席は確保できたけど・・・
そしてここ愛妓峰平和生態公園店限定のグッズが!

そりゃ限定品買うよねー!!
本当はマグが欲しかったけど品切れてました


ここはTallからしかなくて、そのトールサイズもめちゃ多かったです
アメリカ仕様??
さて、世界で唯一の!スタバ&北朝鮮コラボを味わいます

ベストショット狙うとやっぱり間にガラス2枚と人が入るので、
カップを外に持って出ました。


めちゃくちゃはしゃいで写真撮ってますが、、、
実際にここを4時間かけて泳いで脱北した人の話などを
ガイドさんからお聞きしていると、しみじみ・・・とも違うし何とも言えない気持ちになりました。
暗いところから明るいところってよく見えるから、
北朝鮮の丘から韓国の夜景を眺めていた。
これだけまばゆいから、当然韓国の方が発展しているとわかっていた。・・って、すごく想像してしまう。
脱北者が川を泳いでいるのが韓国軍に発見されると、ライトで誘導してくれるんだそうです。
望遠鏡がいくつか設置されているのですが、

このレンズにスマホのレンズを当ててうまくいくとピントが合った写真が撮れる。
iphoneの3つレンズだと、どうしてもうまくいきませんでした。
同じツアーの人が撮った写真をAirDropで送ってくれた!
こうしてみると、特に警備とかもなく川岸まで来たらこちら側に来れそうだけど
実際にはこの奥に柵があって、普通の人はここまで来れないんだそう
ここに来られるのは、間近に韓国を見ても北朝鮮にとどまろうというかなり稀有な立場の人

沿岸に見える白い建物も、人影はなく窓ガラスもなく廃墟のよう。


望遠鏡の隣のモニターに二次元コードがあって、その時の景色がダウンロードできます。

では出発しますか、、、

そして3人とはここでお別れして、
喬桐島(キョドンド)にある大龍市場(テリョンシジャン)へ。
戦争の頃この辺りに住んでいて、北朝鮮に戻れなくなった人達が故郷の市場を再現した市場です。
土日はすごい人で、スタバ戦争の次は駐車場戦争が始まる。
駐車場に入ってもみんな空きがなくてあきらめて帰っていく、、、けど
「あの車出るんじゃないですか?!」
とってもラッキーな感じで駐車できたので、ランチも散策前半もガイドさんと共に。
予定していた黄海道冷麺のお店 대홍식당(テホン食堂)が臨時休業してる・・・
え?ツアーって普通予約とかしてないの?と思ったけど、まあ仕方ないか。
ちなみに黄海道冷麺はこの地方独特のものらしい。

それでガイドさんも初めてらしい、豊年食堂というところへ。

メニュー。ガイドさんいわく
初めてのお店に来たら、左上のメニューが大体シグネチャーだから
それにしたらいいとのこと

풍년식당 차림상(豊年食堂 メニュー)
メイン料理
• 젓국갈비 (チョックッカルビ・発酵魚汁カルビ鍋) 2人以上 12,000₩
• 등갈비찜 (スペアリブの蒸し煮) 2人以上 13,000₩
• 김치찌개 (キムチチゲ) 9,000₩
• 된장찌개 (テンジャンチゲ) 9,000₩
• 생삼겹살 (生サムギョプサル・予約) 2人以上 18,000₩
• (삭제됨・消されたメニューあり)
밴댕이(コノシロ)料理
ペンデンイというコノシロ科のカタクチイワシに似た小さな魚←ママカリかも
• 밴댕이회덮밥(コノシロの刺身ビビンバ) 12,000₩
• 밴댕이무침(コノシロの刺身和え物 大) 36,000₩
• 밴댕이무침(中) 23,000₩ (ご飯別)
• 밴댕이무침(小) 10,000₩
その他
• 육개장(ユッケジャン) 10,000₩
• 가마솥백반(釜炊きご飯定食・チゲ付き) 9,000₩
• 계절메뉴(季節メニュー) 11,000₩
주류 / 음료(酒・飲み物)
• 소주 4,000₩
• 맥주 5,000₩
• 인삼막걸리(高麗人参マッコリ) 5,000₩
• 생막걸리(生マッコリ) 4,000₩
• 음료수(ソフトドリンク) 2,000₩
추가메뉴(追加メニュー)
• 공기밥(ご飯) 1,000₩
• 가마솥밥(釜炊きご飯) 2,000₩

チョックッカルビのチョックッって何??と聞いたら、海老の塩辛。
と言われたのですが、アミの塩辛ってことかな?
ChatGPTによると→젓(チョッ=塩辛)국(クッ=スープ)갈비(カルビ)
豚肉とよく合うし、脂っぽい肉と食べると消化を助けてくれる。
この地方ではこれで味付けするよ、とのこと。

来ましたよー!カルビの入った鍋がぐつぐつ

上に乗っていたアミの塩辛を中に混ぜて、火を通します。
さあ食べよう!!

お出汁がうまみたっぷりで、あっさりしてて、美味しい。
骨付きカルビも1人3本くらい食べました。
偶然このお店に来れて良かった~
ちなみに、お向かいにあるあんまんのお店も美味しいそうです
papagoだと、米粉の蒸しパンって出ます。まあそんな感じのお店かな

では大龍市場散策です!
出入り口2つのうち、こちらが正門じゃないのかもしれないけど
賑わっている方の最初のかごやざるの屋台
木をくるっと丸めているのは、魔除けや幸運を願ってドアに飾るものらしい

そしてこちら!!
なんだかアミの塩辛買いたくなっていたので、一番小さいものと思ったけど
最小・1kg
きっと新大久保にある~絶対ある~と思ったけど、でも買いました。
とれたてのアミのと5月に捕れたアミのがあって、5月の方が身がいいとのことで
5月に捕れたアミの塩辛を買いました。
写真一番奥のエビ粉も気になったけど、2瓶は断念。

진성호(ジンソンホ)というお店
左から
밴댕이=バンダンイ(ママカリ?)の塩辛
중하=中エビの塩辛
황석어=イシモチの塩辛
오징어(略して오젓)=イカの塩辛
육=アミエビの塩辛
昼食のお店の鍋と同じく젓が塩辛ということで、全部塩辛です。
下の「원산지: 국산」は「原産地:国産(韓国産)」ということだそう


いくらだっけ・・・1500円しなかった気がするけど、うろ覚えです。
こちらはツアーについているカンアジトッのお店。
昼食時に1つ2つつまむ感じかと思っていたら、しっかり1パックお土産としていただきました。
カンアジトッは子犬餅という意味で、形が子犬のように丸っこいかららしい

できたてを少しつまませてもらったら、とーっても柔らかかった。
甘さはやっぱり日本のよりかなり控えめ。

頭上から瓢箪がぶら下がってます
ライトなのかな?

大龍市場来れて本当に感激。
だって喬桐島に来る公共交通機関ってなさそうで、自力では本当に無理だった
この白いスナックは何かというと、なんと玉ねぎ。
サクサクで、ねぎの辛味みたいなのは全然ない。
真ん中の焼き竹ってなんだろう

いろーんな名産品が並んでいます。
ピンクのかごに入っているのは、青のり煎餅!
ネジャタンコンで買えなかったのでこちらで買ってみました。

キムチなど漬物のお店。
近ければ、重くなければ買うんですが・・・

この辺りの名産は白菜キムチじゃなくてスンムキムチだそう。蕪です
肉を焼いてこれと一緒にばかすか食べたい。

石みたいに見える、謎のキノコのお店
日本語だとチャガタケらしい


このおかきとかも、蕎麦と大麦若葉とか、ヨモギとか、健康気遣う系
しみじみ美味しいんだと思うけどなかなかの大袋。

スタバでもともと5,000ウォンのアメリカーノが付いていたんですが、
それは頼まず別の抹茶ラテなどにしたので返金の代わりにホットッを買ってくれようとした、、
けどお腹いっぱいだったので断念。(青のり煎餅になりました)
行列ができていて、人気の屋台でした。



干物もバラエティ豊かです
イラストからするとチョウチンアンコウなんだろうか??

やっぱり海産物がいろいろあって、イリコやご飯のお供系など

気管支にいいらしい、桔梗の根=トラジの水飴に梨エキス配合とか
焼き黒にんにくとかこちらも健康系
あんまり日本で桔梗の根とかないから、買っておいたら良かった??
中国の枇杷シロップとどっちがいいんだろう~今頃気になる。

多分ここじゃなくてもあるんですが、
Hi Coffeeでサンダル代わりに置かれていたゴムパンプス
意外にかわいい佇まいなんですよねー、おばあちゃんぽくて・・・

この「よくできました!」メダルの絵のクッキー型買ったなぁ
韓国の人にとってはお馴染みの、先生が宿題やプリントに押してくれる定番の絵柄らしい。

渋い無人屋台には、素麺やビビン麺、豆乳素麺、蕎麦などが。
ビジュいい。

塩蔵わかめや、海草類もいっぱいあってめちゃそそられる。

こんな昭和な感じの場所もあったり

看板には「燕が運んできたフクベの種」とあるようなんですが
夕顔の仲間の植物らしい。電柱に絡まっているツルがそうなのかな?

卵が売られていたんですが、藁で結んでいたり

鶏の卵カバーがかわいいよー
どこで売ってるの??

何かと手作りで美味しそう。
こういうの大好き

やっとこさもう一つの出入り口から出ると、
多分マッコリ屋さん?飲み屋さん?

なんかここも昭和。というかもはや戦後。
右は釣り用品店で、左は塩辛や果物を売っている商店

写真撮りまくりでしたね・・・
やっと江華島(カンファド)へ。
江華平和展望台です。さらに北朝鮮が近く見える。
ここはガイドさんパワーで、本来一般の車が入れない所まで行けました・・すごい

下に説明パネルがあります。


展望台の中に簡単な「北朝鮮の暮らし」展示があるんですが、
カメラがめちゃくちゃ熱くなっていてあまり撮れなかった・・・
教科書や家の中など、興味深かったです。
しかもお土産店がなくなっていた。かなしー

戦車もありました。

最後に世界遺産の、江華島支石墓(コインドル)遺跡へ
弥生時代のお墓です。
こういうのがいくつも点在しているみたいですが、
みんな「1つ見たらそれでいいよね」という雰囲気で遺跡を後に。

一応、近くに建物があったのでお土産チェックに行きました

唯一気になったのはこのワンゴル工芸かな?
ダブルハピネスだし。でもいつからあるんだろう・・・結構色あせているような

めちゃくちゃ長くなりましたがツアーはこれにて終了。
帰りは大渋滞の中帰りました。
行きは宿泊施設、帰りは弘大まで送ってもらうので色々プランを立てていて
弘大のプルトゥンヌンテジというミナリサムギョプサルのお店を考えていたんですが
「うーん。絶対ここに行きたいって計画してたなら、行くことに意義があるかもだけど。
本当にミナリと焼肉が合うなら、ソウル25区で全部の区にお店ができてるはずだよねー
仕事で行ったことはあるけど、8割日本人だし、
そんなにミナリとサムギョプサルって合ってない。
あとそういう組み合わせ以前にサムギョプサルで大事なのって肉質だと思うけど
白っぽくて脂身多すぎで肉はそんなに良くないと思う。
サムギョプサルなら、僕は江華トントンセンコギに行くけどねー
親戚を連れて行くときとか、必ずそこだよ。まず肉がうまい。
あとピリ辛のコチュジャンチゲが最高にうまい。お店の人も親切だし、
ほぼ韓国人しかいないよ。
冷麺は注文したりしなかったりかな。サムギョプサルもいいし、モクサルが最高だね」
などと熱弁をふるわれたので、、
「そこまで言われたら江華トントンセンコギに行こうか」となりました。
つづきます!!
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