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インドで、花嫁になってきた。 その4

とうとう当日。
メイクは自分でするため、5時半とかに起きました。
眠い。いやそんなこと言ってる場合じゃない。

メヘンディは、いい感じに染まってました♪

髪の毛に、これだけの量のジャスミンをつけます。
インドのジャスミンは、本当~に香りがいい!!

メイクし、つけまつげをつけて、ホテル地下でサリーを着つけてもらい、
いざ ポンマニという名の式場へ。

祭壇はこんな感じです。

ちなみにこれは後からもらった画像で、私がついた時には(朝8時くらい)
人いっぱい、大音響の生演奏ですごい迫力でした。
相方の親戚は田舎から60人乗りバスに120人乗って一晩かけて来ていたり、
私側が9人なのに対し、300人くらい来てました。
それでもガネーシャの誕生日で祭りの日とかぶっているので少ないくらいなんです。。。

招待状。
インドって感じです。

まずは婚約式。
結婚式当日に婚約って何だー!という感じですが、
本人不在、両家の親同士、「結婚させましょうね」という儀式です。
その後、親戚も加わります。

花婿とは別の控室で会うことがないので、何がどうなっているのやらわからない私。
とにかく私はお義姉さんに呼ばれたら祭壇に一緒に行き、
花婿一家から別のサリーを受け取ります。
そしてそれに着替えて再び祭壇へ出ていき、戻ります。
このわずかトータル3分くらいのために2着のサリーを買って、それに合うブラウスをオーダーメイドだったのでした。

で、式用のローズのサリーに着替え、儀式スタート。
マリーゴールドを神様にささげたり、聖火に樟脳を入れて今までの罪を燃やしたり、
感謝をこめて両親の足を洗ったり。

インドでの式のハイライトは、日本で言う結婚指輪、ターリ(花婿側のカーストのシンボルがデザインされた金のペンダント)を花婿が花嫁の首につけるシーンです。
親戚がターメリックで染めてくれたひもに、ターリが付いていました。
そしてそれをつけてもらう間、お客さんから花やら米やら振りかけられます。
ライスシャワーとか言う生やさしいものではなく、「ザザー!!」という量でした。

メティ(足の指輪)をはめてもらったりして、
二人の服を結び、祭壇の周りを指をつないで一周します。

3時間に及ぶ式の後、一人ひとりと記念撮影し、
すべてのプログラムが終了してほーっとしている私たちのところへ、お義母さんと親戚のおばさんが。
相方にパパド2枚を渡しているので、「なになに??」と聞くと、
「この2枚をぶつけて割るんだって。」
へー・・・。とぼーっとしているといきなり、

ばちこーーん!!!
痛!!
顔で割られた(涙)!!
これは、結婚してみんながうらやんで見るから、その視線から身を守るためなんだそうです。
結構レトロな儀式みたいです。
もちろん私もやり返しました!

それから急いで花婿の実家へ。
ホロスコープで時間割があって、何時から何時に行き、そこから何時までは動いてはいけないとかいろいろあったんですねー。
車を走らせ、実家到着。

結婚の時は、こうしてバナナの葉を玄関先に飾るそうです。

家に入る前に、お義姉さんとお義母さんで、トレイに赤い水を入れ、二人でくるくる3回まわして、それから中に入りました。
式の間もこのトレイを3回回すのはよく出てきたので、日本で言う二礼二拍手一礼みたいな感じなんだと思います。

で、お水をいただき、またあわててホテルに戻ります。
ちょっと休もう、、、といっても髪の毛やらサリーやらであまり休めず、
ホテルの部屋で一人きりでルームサービスをとりました。むなしい。
でもご飯のおいしいGRT、とっても美味なトマトウッタパムとパニールティッカで満足。

披露宴はホテルの宴会場で。

今度は別のサリーを北インド風に着付けてもらい、相方と一緒にみんなの前で並んで立ち、
紹介されているときに鳴り出す相方の携帯。
「こんな時になんで電源入れて胸ポケット入れてるんじゃいっ!!」とムカつきましたが、
「あーこれ、あの後ろに座ってる悪友軍団が鳴らしてるわ」と相方。
鳴らす方も鳴らす方だが、持ってる方も持ってる方でしょう!

ここでもひたすら、写真撮影と挨拶大会(それぞれ、仲いい同士で壇上に挨拶に来てくれ、ちょっとしゃべって記念撮影)です。
2時間後、終了しましたが興奮していてあまりご飯を食べられませんでした。
でも、普段は食べられない珍しいメニュー、追加料金を払って作ってもらったおいしいデザートなどまったく食べていなくて、もう思い出すと泣きそうにくやしいです。
ベジタリアンでこんなにおいしいなんて!!という美味しさです。
そこだけもう一回やり直させてほしいです。

部屋に戻ると、新婚用にお菓子など置いてくれていました。

いろんなものを片付けていると12時くらいにまた鳴り出す相方の携帯。
「あーまた・・・新婚初夜に合わせてイタ電してるわ」
って、中学生かいっ!!

そんなこんなで、無事に結婚式が終了したのでした。

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この記事を書いた人

みやげニスト・くらりんによる世界の、日本のお土産に食べ物・旅行・買い物などの記録です。2013年、兵庫から東京に来ました。インド人夫、子ども2人(姉・弟)の4人家族。

コメント

コメント一覧 (8件)

  • 相方さんのお客様300人。すごすぎます。60人乗りに120人という倍な感じもすごすぎます。結婚式当日に花嫁が落ち着いて食べれないのはどこの国もおんなじですね(笑) 0

  • ご結婚、おめでとうございます!いやぁ~、美しいですね!ゴージャスですね!一度でいいから、お招ばれしてみたいです。 0

  • お疲れ様でした!それにしてもあれ、手のひらも染めちゃうんですね!思わずギョッとしました(笑)背中までのロングヘアはこの日の為に?!花嫁衣装を着たくらりんさん、もっと見たいです~♪ 0

  • 遅くなりましたが、ご結婚おめでとうございます!!異国の結婚式ということで色々な儀式があったりと、すばらしいですね=今後も御邪魔させて頂きますが、どうぞお幸せに☆ 0

  • mami先生;はい、なんだか人は多いんですが、日本みたいにきちーっと座ってないので、圧倒される感じじゃなかったですよ!披露宴の時なんて、甥っ子が壇上から絶対に降りなくて、私たちの横でずっとお客さんを写真に撮ってたし。。。フリーダムです! 0

  • ninuckeyさま;すっかりお返事遅くなってごめんなさい。。。派手!でした!派手は楽しいです。お客さんは好きな時に来て好きな時に帰る感じなので、気楽っぽいですよ! 0

  • chidoriashiさま;そして遅くなりすみません。。。はい、手のひらも染めて、とれるのに2週間ほどかかります!髪の毛は、背中半分しかないんですが、途中からうそ毛を編み込んであります。。。ここまで伸びないんですよね~わたくし。。。今は衣装の置場に困っています(笑) 0

  • tamuovさま;ありがとうございます!!儀式って、なんだか自分たちの力では及ばないパワーをもらえる気がして、いいもんですよね★気まぐれ更新ですが、ぜひぜひ、これからもいらしてください!! 0

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